中絶とは妊娠を途中段階で人工的に取りやめ、出産を迎えないようにすることです。主に年齢的な問題や経済的な理由から望まない妊娠であるため、妊娠に気が付いた初期段階で中絶手術を行う場合が多くを占めますが、このとき母体にかかる身体的負担についてはそれほど理解されていないようです。中絶をすることによってその後の妊娠が難しくなるというようなことは現代ではほぼ考えられません。避妊法や避妊用具の浸透が浅かったことから望まない妊娠自体が多く、手術自体の技術や処置の進歩が進んでいなかった数十年前では劇薬を用いた中絶が行われていた時代もあり、その時の名残りから中絶をすることによって不妊体質になってしまうという情報が残ってしまったようです。

ひとりの人間同士として、妊娠に対する倫理観を軽んじて望まない妊娠をしてしまう場合もありますが、胎児が原因不明の不完全生育によって生まれても生きられない場合がありやむなく手術を受ける場合もあります。妊娠はひとりではできるものではありません。しかし、手術によって身体と心の傷を両方感じることになるのは女性側だけなのです。男性側の身勝手によって女性に負担がかかるようなことは決してあってはいけませんが、女性にも自分とひとつの生命を守るためには日頃からパートナーとの妊娠に対する話し合いをしておくことが非常に重要となります。

将来に妊娠を望んでいる場合も、そうでない場合も妊娠については男女ともに確かな知識を身に着けておくべきでしょう。