中絶とは、胎児が母体の外で生存が不可能と言われる時期に妊娠を中止し、胎児を人工的に母体の外に取りだす事を言います。しかし、いつでもできるわけではなく、母体保護法という法律の元、妊娠21週までとされています。しかし、妊娠初期段階と、12週以降では手術の方法が違います。また母体への影響も大きく異なります。

中絶の手術には、都道府県の医師会の指定を受けている必要があります。必ず指定医の確認をする事が重要です。また、本人と配偶者、または、相手の男性の署名、捺印が原則必要となり保険がきかず、自己負担となる事を頭に入れておく必要があります。初期であれば、術後数時間での帰宅が可能となります。

しかし、12週以降であれば、数日の入院が必要となります。なぜなら、胎児が大きくなっているため、初期のように、胎児を子宮から掻き出すといった方法がとれないため、人工的に陣痛を起こし強制的に流産させる事になるためです。また、出血過多、子宮破裂などの危険も出てきます。さらに、12週以降は死産扱いになるため、7日以内に死産届けを提出し、火葬許可を必要とします。

このように12週以降は、母体にも精神的にも負担は大きくなります。止む終えずの決断は12週以前以前にする事が求められます。中絶は、どの段階でも後悔と罪悪感を女性の心に残していきます。妊娠を望まない場合は、中絶を繰り返さないよう、ピルや避妊具などで避妊の選択をする事が大切です。